1. Home
  2. 製品・サービス
  3. AlliomPicking

AlliomPickingとは?

短時間で、多様なワークをピッキング可能に



AlliomPickingはデジタル環境を活用し、与えられたハンドで
どのようにワークをつかめばよいかを学習します。
短時間でピッキング作業に適用できるAIモデルを作成し、
変種変量生産における段取り替えを容易にします。
従来の3Dビジョンシステムでは対応が難しかった不定形物にも対応可能です。


AlliomPickingには、
お客様自身でAIモデルを開発できるAlliomPicking Studioと、
開発したAIモデルを現場で実行するためのAlliomPicking Edgeと、
現場への導入を簡単にするAlliomPicking RCIFがあります。

AlliomPickingでできること

AIを使って1つ1つ形が異なる不定形物や透明物もピッキング

AIを使うとワーク(ピッキング対象物)の特徴を自ら学習することができます。
バラ積み画像から、形状のマッチング手法よりも柔軟にワークの特徴を見つけ出すことができるので、不定形物や透明物の認識が可能となります。
従来の形状のマッチング手法ではできなかったワークにも対応できますので、バラ積みピッキングの適用領域が拡大します。



AlliomPickingでピッキングする様子はこちらの動画でご覧になれます。

AlliomPickingの特長

ピッキング用のAIモデルを短時間で
簡単に開発!

ピッキング用のAIモデルを生成するにはたくさんの学習用の画像データとそれを使った学習が必要です。
AlliomPicking Studioを使えばPC(シミュレータ)上で大量の画像を自動生成し、AIモデルの学習ができます。

AIピッキング用機能を短時間で簡単に開発

AIを活用しシミュレータでの学習でも
高い実機精度を実現!

AlliomPicking Studioではシミュレータ上で大量に自動生成した画像に対して、Deep Learningを使ってリアルな画像に近づけるという処理を行います。そのリアルな画像を学習しているので実機投入時の精度も非常に高い結果が出ています。
AlliomPickingの技術は、吸着はもちろん把持によるピッキングでも高い精度を実現できます。

AlliomPickingではものづくり現場の
ピッキングに必要な機能をサポート!

ピッキング時のワーク(対象物)の見た目の判断

色味や大きさ等の見た目を判断してピッキングする or しないを決めることができます。つまり、人がやっているのと同じようにNG品をピッキングの対象から除外することもできます。

二指ハンドによる安定した把持を実現

当社独自の解析アルゴリズムで最適な把持位置を導き出すことができます。ロボットによるピッキングで高精度の把持を実現できます。

把持位置の指定が可能

専用UIでの簡単な操作でワークの把持可能位置を設定できます。把持可能な位置だけを把持するように学習します。

※当社独自のアルゴリズムで最適な把持位置を導き出します。

※当社独自のアルゴリズムで最適な把持位置を導き出します。※当社独自のアルゴリズムで最適な把持位置を導き出します。
AIモデルをお客様自身で作れます。

AIモデルをお客様自身で作れます

AlliomPicking Studioはプログラミング不要。
AIモデルの作成は簡単な画面操作でお客様ご自身で行うことができます。

ピッキングシステムの構築が簡単

バラ積みピッキングに必要なロボットやカメラを動作させるための専用ソフトウェア”AlliomPicking RCIF”を準備しております。
お客様が開発するのはAIモデルのみです。

※ロボットは安川電機製ロボットに対応しています。カメラについてはご相談ください。

AlliomPickingでバラ積みピッキングを実行するまでのプロセス

STEP①

現場のデータ準備

ピッキングしたいワークの3Dモデルデータ、少量のバラ積み画像を準備し、ハンド情報とともにAlliomPicking Studioに登録します。
3Dモデルデータは、3Dスキャナやスマホアプリを使用して作成します。(CADデータ等の3Dモデルデータがある場合はそれを使用することが可能です。)

STEP②

データを作る

AlliomPicking Studioのシミュレータ上で大量のバラ積み画像を生成し、AIを使って学習に使用するリアルな画像に変換します。
変換した画像に対してAlliomPicking Studioがアノテーションを自動で行い、学習データを生成します。

STEP③

AIを作る

学習データを用いて把持位置・吸着位置を検出するAIモデルを作成します。

STEP④

AI実行

作成したAIモデルを現場の推論用PC内のAlliomPicking Edgeで実行します。
バラ積みピッキングに必要なロボットやカメラを動作させるための専用ソフトウェア”AlliomPicking RCIF”を準備しておりますので、お客様が開発するのはAIモデルのみです。
AlliomPicking EdgeはAIモデルを実行するためのインターフェース(Python API)を提供していますので、既存のシステムやカメラと連携させるなど、お客様がご自由にユーザーアプリケーションを作成することもできます。

※ Pythonは、Python Software Foundationの商標または登録商標です。

AlliomPicking RCIF でピッキングシステムを簡単に構築!

バラ積みピッキングに必要なロボットやカメラを動作させるための専用ソフトウェア”AlliomPicking RCIF”を準備しております。
お客様が開発するのはAIモデルのみです。
これらの機能は実行ファイル、ソースコードの両方を提供しますので、カメラの変更や機能追加等をお客様で自由にカスタマイズ可能です。
AlliomPicking RCIFはAlliomPicking Edgeをご購入のお客様に無償で提供しております。

※ロボットは安川電機製ロボットに対応しています。対応カメラについてはご相談ください。

AlliomPicking RCIFのセットアップ機能

カメラ・ネットワーク設定

ピッキング時、学習用データ取得時に使用するカメラやロボットコントローラの接続を設定します。また環境に応じてカメラの露光時間を設定します。

ロボット-カメラ
キャリブレーション

専用キャリブレーションマーカを使用してロボット姿勢を10点登録して、カメラの座標系とロボットの座標系との相対関係を算出します。固定カメラ・オンハンドカメラに対応しています。

学習用データ取得

AlliomPicking Studioの学習に使う画像を簡単に取得できます。ファイル名、フォルダ構成等AlliomPicking Studioに適した形で保存されますので、そのままAlliomPicking Studioに入力することができます。

学習済みAIモデル登録

AlliomPicking Studioで学習したAIモデルを登録します。登録したAIモデルに応じたカメラの露光時間を設定することもできます。AIモデルは最大256種類を登録可能です。

AlliomPicking RCIFの現場実行時の機能

ロボット動作中の
撮像と把持位置の検出

固定カメラを使用したバラ積みピッキングシステムにおいて、ロボットがワークをピッキングしてからプレイシングしている間に、ワークの撮像と次にピッキングするワークの把持位置を検出します。これにより、タクトタイムが短縮できます。

ワークの2個取り機能

1回の撮像と1回のAIによるワークの把持位置検出で、同時に2個のワークをピッキングできます。
ロボットの動作時間、撮像回数とAIによる検出回数を減らすことでタクトタイムが短縮できます。

ワークの状態による
動作切り替え機能

ピッキングするワークの状態(種類や表・裏などの向き)を認識し、状態毎に配置動作をカスタマイズすることができます。
例えば、ワークの表裏の向きを認識してピッキングし、ワークの表裏の向きに応じた場所へプレイシングすることができます。

動作環境

AlliomPicking Studio、AlliomPicking Edgeの動作環境は以下の通りです。
またAlliomPicking Edgeは、 NVIDIA Jetsonでも動作します。Jetsonの動作環境については、お問い合わせください。

    AlliomPicking Studio
(AIモデル開発用PC)
 AlliomPicking Edge
(AIモデル実行用PC)
   必要動作環境 推奨動作環境  必要動作環境 
OS Windows10 Pro 64bit (日本語或いは英語) Windows10 Pro 64bit (日本語或いは英語)
Ubuntu 18.04 LTS 64bit
CPU※1 Intel Core i7 以上 Intel Core i5 以上
CPU メモリ 32GB 以上 16GB 以上
GPU※2 NVIDIA製 CUDA11.1対応
ドライババージョン 456.81以上
NVIDIA製 CUDA11.1対応
ドライババージョン 456.81以上
GPU メモリ 11GB以上 24GB以上 4GB以上
ストレージ空き容量 20GB以上 100GB以上 5GB以上

※1  Intel社製のCPUのみサポートしております。
※2  NVIDIA社製のGPUのみサポートしております。

導入の流れ

STEP①

お問い合わせ

AlliomPickingについてご興味がございましたら、
お気軽にお問い合わせフォームよりお問い合わせください。

お問い合わせ

STEP②

ご提案

お客様のご要望をヒアリングさせていただき、実現に向けた進め方をご提案します。

ヒアリング

STEP③

検証フェーズ1

AlliomPickingで作ったAI モデルの性能を検証し、実現可否を判断します。
(検証用データのご提供をお願いする場合があります。)

事前検証

STEP④

検証フェーズ2

導入を想定した検証環境を準備し、導入の可否判断のための検証を実施します。

実環境による検証

STEP⑤

導入

お客様の設備としてご活用ください。

導入

Contact

お問い合わせ

弊社製品にご興味がある方は
お問い合わせフォームまたはお電話から

03-3527-3171

受付 / 平日9:00~18:00

セミナー情報